1961年ソ連の有人宇宙船ヴォストーク1号がガガーリン少佐を乗せ地球一周に成功した。その時地球に降り立った第一声は「地球は青かった」だった。1963年には世界初の女性宇宙飛行士テレシコワが地球の周回飛行に成功、その飛行中彼女は感極まって思わず「私はカモメ!」と地上に発した。宇宙船は大洋に色どられた真青な海の上を飛んでいたのだ。この頃から地球は水の惑星だと確実に認識した。この流れの中で米ソ冷戦中の米国は宇宙開発でソ連に遅れを取っていた。これを挽回する「ホームラン」がケネディ大統領が大統領就任演説で表した「月面宇宙船」の構想。1969年アポロ11号が月面着陸に成功した事だ。世界中がこの快挙をテレビ中継で見た。真に地球は青く輝いていた。触れたら壊れそうな、ビー玉の様な大きさの青く青くキラキラ水々しく、そしていとおしい姿が今も目に焼き付いている。太陽光が降り注ぐ地球、太陽エネルギーで海水が蒸発し雲が、それが雨に雨は淡水だ。これが生物を育む。雨は山に谷に川となって海に、植物はCO2を吸収しO2を作る。この限りない循環の中で動植物の豊かな生態系が生まれた。生物が発生して今日までの出来事の証明は幾重にも重なる地層から読み取れている。
電子望遠鏡の発達によって広大な宇宙が視界に、地球が存在する銀河系が宇宙中に無数に発見されているが地球と同じ水の惑星は見つかっていない。地球上に生まれた生物の中で人類だけが異質だ。人類以外の生物は自らが拠って立つ所環境に合わせて進化を遂げ地球に逆らわず生存している。
人類は自分の生き様に環境を自らの知恵と力と欲望でとことん変えて来た。その結果が「気候変動」だ。
太平洋戦争が終わった。1945年破壊され尽くした国土の復興建設が。里山から鳥や兎が小川からゲンゴローやメダカが消えた。砂利道はアスファルトに。沼地や湿地は埋め立てられ街に。海の干潟は大規模に埋め立てられ土地が造成され港湾や工場地帯に。国土と経済の発展に総力が注がれ今日も止まる所が無い。経済優先の流れは益々激しさが増す。人間は考える葦だ。全て承知しながら自然を破壊し進む近代化の波に逆らえない。地球温暖化を食い止め。持続的に地球上に安心してどれだけ暮らせるか生存にマイナス効果は無くす。その為に今すべきことを躊躇なく進め様と世界中で決断した矢先。ロシアのプーチンが戦争を始めた。安心して安全な将来計画を世界中知恵を合わせていざ腰を上げた時。食糧庫のウクライナに戦火が、EUへロシアからの天然ガスが止まった。食糧とエネルギー不足があらゆる物価を押し上げた、コロナパンデミックも加わり急激なインフレが世界中に、人類生存のプロジェクトが中断し大巾に後退。プーチンは米国に冷戦で負けた恨みを大国ソ連の復活を企て成し遂げようと手段を選ばずもがいているこれに中国が手を貸している。近代化はIT革命を、フェイクニュースが世界を二分化している。ロシアは8月11日国威発揚を図って無人月探査ソユーズを打ち上げた。
旬の味「スズキのホイール焼」
ある団体の柔道部、優勝パーティーを開催することに。通常10名程だがこの暑さなので船上パーティーを提案した。結果21名に増加、何時もの通り一人で料理して接待。
考えると難しそうだ。でも意地でもと考えた21名の料理を同時にテーブルに、冬なら鍋でも。バーベキュー用の炉が有る、これを岸壁に置きスズキの片身を3人前に、7枚用意、ピーマンとシメジを添え塩コショウで味付、パンとリンゴ。無理せず友人に助けを。彼は焼鳥屋、出店を頼んだ。
飲み物は生ビールロング3箱、ビールを冷やす氷は漁船から。風が吹いていたので岸壁に席を作り対岸「ららぽーと」の灯を見ながら飲み会は終了した。評価は上々だった。