一日一万歩を目標に歩くのが身体にいいという。
このごろは携帯電話の機能にも、歩数計が組み込まれている。
カウントした歩数や歩いた距離、消費カロリーや有酸素運動の目安となる歩行数とか毎日のデータを指定した宛先へ自動的にメールで送信もできる。
{そんな機器に頼らずとも、まずは颯爽と歩こうよ。
毎日歩く人もいれば走る人もいる。歩くと走るとはどう違うか。歩くというのは左右どちらかの足が地面についていることをいう。走るというのは、両足が地面から同時に離れている瞬間がある状態をいう。スポーツで歩く速さを競う競技に競歩がある。この競技は必ず左右どちらかのかかとが地面に接地しなければならないことになっている。しかし何らかのはずみで競技中に両足のかかとが地面から離れてしまうとルール違反になる。これを二回行うと失格になるそうである。
では、日本で一歩一歩をゆるがせにせずいちばん多く歩いた人は誰か、というと『四千万歩の男』(井上ひさし著)の伊能忠敬。日本初の実測地図を作った人である。
人間が道路を歩くのはもともと当然のことであった。自由に往来し、買い物をし、散歩をし、立ち話をするものだった。後からやって来た自動車が人間を追い払い、交通事故・渋滞・騒音・排出ガス等を生み出した。外国の真似事ではあったが、道路本来の姿に立ち戻って、歩行者優先のものにしようと、昭和四十五年八月、歩行者天国を東京銀座などの盛り場で実施、今も細々と続いている。
私の最寄駅前の歩道にある視覚障害者用のブロックの上に、平気で不法駐輪をする人がいる。自転車に乗る人も少々威張りすぎている。
ところで、歩の字であるが、左右の足あとを象かたどった文字で、あるくの意味を表す。将棋の駒などで見かけるように、旧字には少の右の丶がついてない。
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