KIRACO(きらこ)

Vol137「トレド」   ―〈スペイン〉―

2019年7月2日

表紙のことば

「トレド」   ―〈スペイン〉―

三方をタホ川に囲まれた小高い丘の上にある町、トレドはスペイン黄金時代が偲ばれる幻想的な中世都市です。16世紀半ばまではスペインの首都でもありました。旧市街を一望できる歴史的な建物を改築したパラドールの屋上からみたローマ時代の橋とトレドの街の遠望を描いてみました。トレドの夕食はGグレードのレストランでイベリコ豚のグリルとソパ・デ・アホ。「アホ」とはスペイン語でニンニクのこと。パンをたっぷり入れて煮込んだニンニクベースのスープ。体が温まる一品でした。豚はごくふつうの豚肉でした。イベリコはIBERIAのことでフランスとの国境にあるピレネー山脈の南西にある半島。ごちゃごちゃ書きましたが要はスペインのこと。イベリコ豚はスペイン「国産ブタ」のことでした。