Vol143「ナイル河の船旅」 ―<エジプト>―

駅前の寿し屋で義兄夫妻といっぱい飲んだ勢いでエジプト旅行が決まりました。いつのまにか旅行計画が妻(七人姉妹の七女)の姉たちに広まり、私も私もと70歳を越える御一行様が8名もそろってしまいました。高齢者が多い旅なので、ゆったりとしたナイルの船旅にしました。クフ王のピラミッドの中に入った時は空中階廊で昇るのをあきらめた80歳をすぎた長姉をヨーロッパの屈強の若者が抱え上げてくれ、王の部屋まで行くことができました。二日目から「セントジョージア号」で、ルクソールからアスワンまでの船旅はバスタブ付きの個室にくつろぎ、太陽がナイルの西に沈み静かになった夜の石造りの大神殿の中を歩きまわりました。ホルス神殿では中天に懸かった三日月が印象的でした。船上のガラベイヤパーティーもベリーダンスの太めのおばさんも魅力的でした。でも私を除いて姉たち全員がピィピィおばあさんになり、観光目的地につくより早くトイレさがしに忙しく、誰よりもエジプトの「トイレ事情」に詳しい御一行様になりました。