KIRACO(きらこ)

Vol146「ボスボラス海峡(ブルーモスク)」―〈トルコ〉―

2020年12月17日

表紙のことば

「ボスボラス海峡(ブルーモスク)」―〈トルコ〉―

カッパドキアの洞窟ホテルに泊まりたくて旅に出ました。イスタンブールで気温30℃の中をブルーモスク、アヤソフィア大聖堂、地下宮殿、グランドバザールを連れまわされて観光初日にてクタクタになってしまいました。ボスボラス海峡をアジア側にわたり、大地に刻まれた壮大な古代遺跡を訪ね、生き続けるビザンチンの残影に触れ、世界を震撼させた大国、オスマントルコの栄華に圧倒された10日間の旅でした。いつも旅先ではホテルのベッドの中できょう一日の「絵日記」を描いています。海峡の船着き場でウスキュダル行きの通船をみて、アーサーキッドの歌を思い出しました。コンヤ、パムッカレに向かう途中で「キャラバンサライ」に立ち寄りました。イズミールから再びイスタンブールに戻り、スルタンと女性たちの豪華でセクシャルな生活に触れました。最後の夜はナイトクラブでステージの上にひっぱりあげられて、道化師よろしくお客さまの笑いの中で得意げな私でした。