習志野商工会議所では、約100年前、習志野市内で日本で初めて伝えられたドイツ式ソーセージの製造法を現代風にアレンジした「習志野ソーセージ」を商品化し、有力な地域ブランド(ご当地グルメ)として育成する取り組みを進めています。
今年の4月で、当所で事業化してから6年目を迎えますが、市内だけでなく全国の皆様に、今まで以上においしさと歴史の認識を広めるため、様々な企画を考えています。
現在、企画段階ではありますが、新たなCMを撮影して、それをSNSを通じて拡散していただく「リツイートキャンペーン」の実施を計画するなど、さまざまなシーンで習志野ソーセージの露出機会を創り、それをマスコミの皆様に取り上げていただくことで、習志野市の名産品としての認識をさらに広め、市の活性化に役立てていきたいと考えています。
※企画内容は変更になる場合もあります。今後も習志野ソーセージの動向にご注目ください。
習志野ソーセージの歴史
千葉県千葉郡幕張町実籾(現・習志野市東習志野)には、1915年(大正4年)9月から1920年(大正9年)1月までの間、第一次世界大戦中に日本の捕虜となったドイツ兵約1000人が収容されていた「習志野捕虜収容所」がありました。
大正7年、高栄養価食品としてソーセージに注目していた当時の農商務省は、ドイツ国内でソーセージ職人だったカール・ヤーン氏ら5人が、実際に収容所内でソーセージを製造している事を知り、千葉市に新設された農商務省畜産試験場の飯田吉英(ヨシフサ)技師を収容所に派遣し、カール・ヤーン氏達からソーセージ製造の秘伝を公開してもらいました。
このソーセージ製造技術が、農商務省が開催した講習会を通じ、日本全国の食肉加工業者たちに伝わっていく事になったのです。この事から、習志野市は「日本のソーセージ製法 伝承の地」といわれるようになりました。
https://www.narashino-cci.or.jp/narashino_sausage/history.html