「街角ピアノ」「駅ピアノ」「空港ピアノ」など、公共の場所に置かれていて。誰でも自由に弾くことのできるピアノが各地にある。
NHKのテレビ番組で紹介されていて、これが実に楽しく奥深い。
有名ピアニストの名演奏ではない。
その場に通りかかった人がふらりと立ち寄って、好きな曲をサラサラっと、あるいは思い入れたっぷりに弾く。
番組ではその人たちを簡単に紹介する。
─仕事の帰り─。─遠い国ふるさとへ帰る友を見送りに来たという親友同士。
演奏の腕前はともかく、人びとの文化度の高さに驚く。同時に、ピアノという楽器のすばらしさを改めて思う。管楽器や弦楽器では考えられないことだから。
今、どのくらいの数のストリートピアノがあるのだろう。
とりあえず、千葉県下を調べてみた。
その数は16か所。(2024年1月21日現在)
市役所、大型ショッピングモール、駅・・・。
これを見て、改めて思う。
「音楽のまち習志野」にどうしてストリートピアノがないのだろう。市庁舎のあの大階段の下にあったら、すてきだろうなあ──。(郁)