KIRACO(きらこ)

寄る年波には勝てぬ

2024年9月26日

湊町暮らし

人に寿命有り、地球上には重力が存在する。故に人間に骨格と筋肉が有る、重力に押し潰されない為だ。重力に逆らって生きている。寿命が近づくと筋肉が減少し筋力が衰え身体の全ての部分が重力に抗し切れず下垂する。腰が曲がったり頬が下がったり、それを予防する為に筋力を維持する必要が有る。

米国のバイデン大統領の歩く姿が前かがみで、歩幅が以前より小さく、ちょっとした事で転倒する姿が年齢を感じさせる。その言葉の言い違いや記憶の不確かさ、誰にも有る話だが、歩く様子から加齢のせいと感じる。

バイデン大統領が国を思い世界の平和を願っていることは間違いないが加齢による衰えは隠し様がない。「寄る年波には勝てない」TVが一挙手一投足を鮮明に視聴者に伝える「己を知らざるは愚に等しい」。この諺が米国には無いのか、心配が毎日続いた。

その時バイデン大統領がコロナに罹患したとニュースが伝えた。これを機に大統領の家族が大統領選挙からの離脱を大統領に提言、結果「ハリス副大統領」が選挙候補にトランプの対抗馬として正式に決定、分裂が危ぶまれた民主党が固く結束し選挙戦に。トランプ氏も80歳に届く高齢、50歳代のハリス氏が眩しく輝いて見える。

ところで「勝手のカズ」はバイデン大統領より4歳も年上だ。自身に言い聞かせていることが有る。「80歳代はまだまだ若衆だ」、90歳に成ったら年寄を名乗ろうかと。

人間足腰が利かなく成ると途端に体力が衰える。人体の活力は血液循環による栄養の運搬とO2とCO2のガス交換だ。消化器系で吸収された栄養を身体の隅々に、肺から吸収したO2も、活動の結果発生したCO2も全て血液循環が。心臓のポンプ運動を助けているのが筋肉群の収縮運動だ。動物は動くことで血液循環を活発に、年齢を重ねても適当な運動が必要、運動不足と指摘される静止した生活は血液循環を停滞させいよいよ活力を失うことになる。

血液が身体の末梢、手足の指の先端までスムーズに滞りなく行き渡る様に毎日温浴の時、足首をスナップを利かせて正中線に向かって、足裏で湯水を勢い良く左右交互にかく、これを1回と数え100回。次に足指を全開に、踵を出してストレッチ同時に手掌を全開にストレッチ、そして手の平一杯に湯水を両手で強く同時に握り絞める、これを100回。

頭も末梢、頭部に位置する耳をマッサージして頭部に血流を促す、耳全体をくまなく親指と人差指で一回二回と100回にぎる。合わせて猫背の予防も、湯船に背中を真っ直ぐ平らに押しつけ踵を出して足を伸ばし胸を張り肩を下げて一いぃ、二いぃ、と数える。これは秒速を数えるこつだ、100数える。入浴時には体温が上がり筋肉がほぐれて柔らかくなる、以上の運動を毎日風呂の中で。

朝は起床するとパジャマ姿でスクワットと腕立て伏せを、映画の中で海兵隊が良くやっている。

まずデープスクワットを、肩幅に足を開き出来る限りゆっくりと静かに全屈、後方に重心が移り、倒れない様に両手で3~4㎏のダンベルを身体の前面に出しバランスを取る。ダンベルの代わりに数冊の本か液体入りのペットボトルでも良い、これを10回繰り返す。

次にバランスは置いて、スキージャンプをイメージしてゆっくり膝を屈し次にスピードを付けて立ち上がる、これを10回。高年齢で苦手はジャンプだ、骨格はそのまんまで筋力が無くなるからだ。後の10回は床から数㎝のジャンプをする。雛鳥の巣立ちをイメージして膝屈伸、スクワットを、ゆっくり両膝を屈し次に翼をイメージして両手を大きく広げてジャンプ。効果は大腿四頭筋が強化され歩くスピードが上がった。

仕上げに腕立伏せ肩幅より少し開き加減、深く屈し高く伸ばす50回、以上が勝手のカズの寄る年波を乗り切るリハビリだ。